2.情理<side柚子>

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「ありえない・・ この学校の生徒会は一体全体どうゆう人選してんのよ!」 ひっくり返せるもんならひっくり返したい、この机。 イライライライラ… 我慢しきれず発狂する。 そんな私の隣には少し怯え気味の吉沢君・・。 まだまだ残暑の厳しい9月。 この部屋・・ 生徒会室には入って左奥に横長の窓があって ほんのり赤色に色づき始めた空がキレイに望める。 「ほらっ、夕日見て落ち着いてっ」 私の機嫌を取ろうと必死な吉沢君を一睨みすると 「ご、ごめんなさい(泣)」 別に吉沢君が悪いんじゃないのに 吉沢君を見るとつい八つ当たりしたくなる。 ・・Sっ気があるんだろうか。 いやいや 無理して頑張らずに、素でいられるんだよね。 なんか吉沢君の顔を見ると安心すると言うか。 それは・・ 先生にも感じていた気持ち。 ・・あぁ、もう。 先生のこと、考えないって決めたのに・・ どうして勝手に出てきちゃうかな・・
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