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「ありえない・・
この学校の生徒会は一体全体どうゆう人選してんのよ!」
ひっくり返せるもんならひっくり返したい、この机。
イライライライラ…
我慢しきれず発狂する。
そんな私の隣には少し怯え気味の吉沢君・・。
まだまだ残暑の厳しい9月。
この部屋・・
生徒会室には入って左奥に横長の窓があって
ほんのり赤色に色づき始めた空がキレイに望める。
「ほらっ、夕日見て落ち着いてっ」
私の機嫌を取ろうと必死な吉沢君を一睨みすると
「ご、ごめんなさい(泣)」
別に吉沢君が悪いんじゃないのに
吉沢君を見るとつい八つ当たりしたくなる。
・・Sっ気があるんだろうか。
いやいや
無理して頑張らずに、素でいられるんだよね。
なんか吉沢君の顔を見ると安心すると言うか。
それは・・
先生にも感じていた気持ち。
・・あぁ、もう。
先生のこと、考えないって決めたのに・・
どうして勝手に出てきちゃうかな・・
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