2月25日・初探索

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建物だったであろう『それ』は その建物の大部分を砂と化させ ガラスは割れ 砕けられなかった部分が無惨にも残っている。 その風化し続ける『それ』を見て 第二次世界大戦を、 原爆ドームを、 破壊の限りを尽くす悪魔の武器、原子爆弾の威力を 思い出したのであった。 ここは埼玉、広島でも長崎でもない 何故隣の本館は無事なのにも関わらず まるでこの建物だけが誰かに怨まれたかのように こんな姿になってしまったのか 俺達には知る統べもなかった
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