彼が操るは言葉の魔術「炎の王」 ベリアル

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ベリアルはルシファーの次につくられた天使であると言われる。 多くの天使を神への反逆に引き込んで堕天させた張本人との説があるとともに、彼ほど淫靡な者はなく、彼ほど悪徳のために悪徳を愛する者はいないと称されている。 耳に心地よい声で喋り、優雅な物腰と威厳のある態度で、人々に高位高官を約束するが、ベリアルはあらゆる者を欺くことを喜びとしており、その約束は少しもあてにならない。 ベリアルについての逸話は多いがその代表的なものとしてソドムとゴモラの町の話がある。 旧約聖書の「創世記」に記されているこの話では ソドムとゴモラの町に同性愛や獣姦などの乱れた性を蔓延させ、その結果、神の怒りに触れ、硫黄と火により町が壊滅したと言う。
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