3892人が本棚に入れています
本棚に追加
/170ページ
煌希は携帯を出すと、数秒でメールを送信し、携帯を閉じた。
「睦月さんには連絡入れといたから。じゃ、行くよ!」
家を出ると、車が一台止まっていた。
私は煌希にその車に乗せられ、煌希も車に乗ると、発進する。
そういえば…行く?
「…行くって、どこに…?」
「決まってるじゃない!」
煌希は嬉しそうに、満面の笑みを浮かべてる…。
「私の家の別荘よ!」
…そうだった…。
煌希の家も、春兄の所程ではないけど、お金持ちだったんだ…。
…いつも側にいてくれていたせいで、そんなこと…忘れてた…。
「…いつまで…?」
「睦月さんが普通の生活に戻るまでっ!」
…煌希は一度言うともうその意見は曲げないから…。
「分かったよ…。それまで、よろしくね?」
「もっちろん!こちらこそ!」
私達は、煌希の家の別荘へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!