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―星視点
「春兄(ハルニイ)、朝だよっ。起きてっ」
私、白波…あっ、睦月星は今旦那様?を起こしてますっ。
先日、春兄と結婚したんだけど…長くいすぎて結婚した実感がありません。
…それよりっ。
「春兄、早くっ。起きてくれないと、学校行けない…」
私は生まれつき体が弱いから、朝は春兄が診た後でないと学校に行っちゃダメって春兄が。
だから私は、春兄を起こしてます。
「春兄ー起きてー」
ベッドの上で寝ている春兄の体を揺らすと、ようやく春兄は体を起こす。
「……星…」
「お早う、春兄っ」
その瞬間、ガバッと何か衝撃を受けた。
見ると、春兄が抱きついて来ていた。
「…星…お早う…」
「うんっ」
私が笑うと、春兄は私の頭を撫でる。
昔から春兄のこれが、私は好きっ。
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