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―――――
「…星っ!朝よ!早く起きなさい!」
「……ん…」
私は煌希の声で目を覚ました。
真っ暗だったはずの空はもう青空へと変わっていた。
「…まぶしい…」
「はい、文句言わないっ!着替えて朝ご飯食べに行くよ!」
「…はぁい…」
まだ眠かった…と言うより何かちょっとだるい感じがあって、ゆっくりと行動を始めた。
朝は煌希の話を聞きながら過ごしてた。
ご飯を食べ終わって、部屋のベッドで転がっていると、ピンポーンというチャイムが別荘中に響いた。
隣にいた煌希が動かないってことは多分メイドさんが出たんだと思う。
その後、何故かバタバタという音が私達の方へ近付いて来る。
不思議に思って私はベッドから体を起こす。
……いるはずがないのに…。
「……星…」
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