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―――――
―咲春視点
…可愛すぎる…。
俺は星に、幼い頃から無駄な知識は全く教えなかった。
俺の母さんと星の母さん…叔母さんが昔からの友達で、俺はよく星の面倒を見ていた。
だから、基本的な星の知識や知恵は俺が教えたことだ。
つまり、星がここまで純粋に育ったのは殆どが俺のせい。
もう少し色んなことを教えても良かったかと、今更ながら後悔する。
「…俺が悪かった。…手は出さない」
「…本当!?」
星の表情が凄く明るくなる。
…ずっと見ていても飽きない。
「…おいで」
俺はソファーに座って、星を手招きする。
星はポテポテと効果音のつきそうな歩き方で俺の方へ来る。
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