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―咲春視点
体調を聞いたのは、星が退屈したら嫌だから。
ただでさえ、俺は星を悩ませたりする。
尚且つ性格からか、あまり多く話すことをしない。
また星を悩ませたりしないか。
退屈させたくない。
案の定大丈夫と返って来て、また無言が続く。
…どうしたものか、と考えていると、隣から規則正しい寝息が聞こえて来る。
見ると星は気持ち良さそうに眠っていた。
その顔を見ていると、悩みとかのことを考えていたのが馬鹿らしくなってくる。
俺は、この顔を見ているだけで、幸せなんだ。
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