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「春兄っ」
「もう着いた」
そう言って、春兄は私をベットに寝させる。
「寝る前に診察だ。まだ寝るなよ」
…あ…忘れてた…。
そっか、診察があったんだ…。
「…分かった…」
私はベットに転がったまま、私の診察アイテムを取りに行った春兄を待つ。
少ししたら、帰って来た。
「…服を上げろ」
大人しく言うことを聞く。
でも、これも前からやってるから慣れてる。
「…冷たい…」
少しひんやりした聴診器が冷たく感じる。
「後少しだ…、我慢しろ…」
「…うん…」
なんとか我慢して春兄が紙に何かを書くと、紙と聴診器を片付ける。
「…もういいぞ、寝ても」
…終わった…。
「おやすみ…」
「…おやすみ、星…」
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