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「桐野…、そういうこと言うなよ…」
「…何でかな…?」
煌希は未だにニヤリとしながら風君に言う。
風君は「分かってるくせに…」とか言って、溜め息をついてる。
「…リアルなんだよ…。本当にありそうで…」
煌希は分かってた様に頷く。
うーん…、難しいね。
私には分かんないや!
「ねぇ、なぁに?」
私が聞くと二人は…。
「星は知らなくても良いの!」
って、声を被らせて言う。
もう聞いても答えてくれないと思うから良いや。
「…分かった!じゃあ、教室行こっ!」
私が二人の手を引いてる間に。
「睦月、ちゃんと教育したみたいだな」
「睦月さんは教育の仕方を間違わなかったみたいだね」
そんなことを言っていたのを、私は知らない。
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