3892人が本棚に入れています
本棚に追加
/170ページ
―――――
お昼休み、煌希と話していると、風君が私達の所へと走って来た。
「星。如月と葉月が来てるぞ」
「…え?」
月神一族が二人も揃ってどうしたんだろう。
枢ちゃんは二年生で、万君は一年生。
学年も違うから、良く会うってことはない。
「行ってきなさい」
煌希が言い、私は席を立って二人が待っている所まで走る。
「どうしたの?」
私が言うと、万君が自分の制服のポケットに手を入れ、何かを取り出す。
「今度、月神一族だけで行われるパーティーがあるんだよ」
「星ちゃんも来てね」
枢ちゃんが笑顔で私に言い、万君が私に何か紙を渡す。
「あ、睦月にはまだパーティーの話しはしてないから、星からヨロシクね」
「来てね!」
二人はそう言って、自分達の教室へと帰って行った。
最初のコメントを投稿しよう!