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「本当に!?やったぁ!」
私が喜んでる間に春兄は溜め息をつく。
それを皐ちゃんが笑ってる。
…よく分かんない…。
「よし。そうと決まれば…霜月の所に住むか…」
「はっ!?ちょっ…お前ふざけんな!」
私達の話を聞いていたのか、風君が慌てて言う。
「どうせ無駄に良い家だろうし、部屋の何個か余ってるでしょう?」
前、風君の家に行った時は凄く綺麗だった。
皐ちゃんに知られてたんだね…。
「くそ…コイツ、桐野に似てやがる…」
あぁ…確かに…。
皐ちゃんは煌希に似てる。
顔とかじゃなくて、性格…とか、雰囲気…みたいなのが。
「…桐野さんって誰?」
興味津々って感じに聞いて来る。
「煌希はね、私の友達だよっ」
すると皐ちゃんは「ふぅん…」と何か考えた様な笑みを浮かべた。
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