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右か...左か...
悩みに悩んだ。
だって...もし間違った階段を進んだら...
その瞬間地獄へ墜ちるかもしれない。
カチ...カチ....
悩んでいる間にも針は進んでいく...
もう迷っている時間はなかった。
右に行こうが、左に行こうが時間内にたどり着かなくてはどのみち地獄行きだ。
(よし。右だ!!右に決めた!!)
俺は心の中でそう決心すると右の階段へと進み始めた。
最初は一歩歩くのにも、とても神経を集中させていた。
が...何も起きなかった。
どうやら右を選んだ事は正解だったようだ。
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