8人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
暗闇が笑う
月が妖しく光る
その中に、
美しい少女が居た…
輪郭は整い、
肌は白く、
目は少し釣りあがっているが、
とても美しい…
唇は少し色付き、
頬は桃色に染まって、
その眉は困った様に下がり、
彼女はこちらを見ていた。
整った顔立ちがこちらを見て微笑む。
春の風が彼女の髪を舞い上がらせて、
空を煽る…
「悪魔が……居る…。」
私はそう呟いた…
彼女は私を魅了した…
彼女に魅入ってしまっていた…
だから彼女は【悪魔】なのだ――――――…。
最初のコメントを投稿しよう!