対面

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それから私達は暗いライヴハウスの中で話をした。 バンドの演奏で彼の声がよく聞きとれないとき、耳のそばでコソコソ話のように話してくれたのが、なんかくすぐったくて嬉しかった。 時々『来てくれた人に挨拶しに行かなきゃ』って言い他の女の人のところに行ったのは寂しかったけど…。 戻ってきてくれたときは、すごくすごく嬉しかった。 他の女の子に嫉妬するぐらい、この時から私は彼のこと大好きだったんだ…。
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