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鬼の目にも爆弾編『ハジマル』
昭和58年 6月
どうか嘆かないで、
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します
どうか嘆かないで、
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します
だから教えてください、
あなたはどうしたら、私をゆるしてくれますか?
はじめは、ちょっとした不安だった。
誰かを傷つけたいなんて…考えもしなかった。
それでも、不安は孤独を産んで、そして疑念へと変わり、やがては、黒い殺意が心を闇へ閉ざしていった…。
戻らない日常。
少年は足を踏み出す。
その先は…奈落の底だとも知らずに………。
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