1-2 戯 言(ツカノ間ノ一時)

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神威 「さっきさ…… 初めてエレベーターで他の客とご一緒だったよ。 なかなかレアな一日になったみたい。」 友美 「へぇ~~っ。 うちらは毎日だから、たまにはあるけどね。 まぁ、ひどい酔っ払いと一緒は嫌だけど……」 勧める前に、勝手にサーバーからビールを注いで飲みだしている不良ホステスを見て、神威は心の中で失笑した。 神威 「たまにで良いから乾杯ぐらいしろよ。」 女性が飲んだ分を支払わなければならないシステムに神威は、親しくても少しは客扱いしてほしかったのかもしれない。
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