1-1 日 常(何時モノ毎日)

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桐島 "田舎とはいえ、高級クラブがあったんだな。 隣のバーもお高いんだろうな。" …今まで全く気付かなかった。 こんな事を思いながら軽く舌打ちをし、二人組に仄かなジェラシーを燃やした。 しかし、ジェラシーを燃やすのもつかの間、3階はすぐに到着し、"チーン"という軽い音と共にエレベーターの入口が開いた。 やはり数十秒とはいえ、終始無言の密室から解放されたのは、とても心地が良かった。 軽く背伸びをし、首を鳴らした。 まるで店に行くための儀式のように……
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