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少年の名前はグリッド。
少女の名前はミッカベル。
2人は幼なじみで、小さい頃からよく一緒に遊んでいた。
決して裕福ではなかった2人の家系でも、苦はなくお互い大家族で育ってきた。
「ちょっとはミッカベルも持ってくれよなぁ~。」
グリッドはスネて愚痴を言っている。
「えぇ~?何か言った??あっ!ほらほら、もうあたしの家見えて来たじゃない。頑張れ~!」
絶対聞こえてる…と思ったけど、言うとミッカベルが怖いのであえて言わなかった。
毎日こんな事の繰り返し。
バギークロスにはガッコウなんて物は無い。
その代わり15歳前後で、島の会話、農業、歴史、音楽について親から教育を受け、アッサと呼ばれる島のテストに合格しなければいけなかった。
もちろん、不合格者は次の年に受けなければいけない。
アッサに合格しなければ生まれたタウンから移動できないので、ほとんどの人が真剣に勉強する。
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