第二章 エイクドリーフ

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少年の名前はグリッド。 少女の名前はミッカベル。 2人は幼なじみで、小さい頃からよく一緒に遊んでいた。 決して裕福ではなかった2人の家系でも、苦はなくお互い大家族で育ってきた。 「ちょっとはミッカベルも持ってくれよなぁ~。」 グリッドはスネて愚痴を言っている。 「えぇ~?何か言った??あっ!ほらほら、もうあたしの家見えて来たじゃない。頑張れ~!」 絶対聞こえてる…と思ったけど、言うとミッカベルが怖いのであえて言わなかった。 毎日こんな事の繰り返し。 バギークロスにはガッコウなんて物は無い。 その代わり15歳前後で、島の会話、農業、歴史、音楽について親から教育を受け、アッサと呼ばれる島のテストに合格しなければいけなかった。 もちろん、不合格者は次の年に受けなければいけない。 アッサに合格しなければ生まれたタウンから移動できないので、ほとんどの人が真剣に勉強する。
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