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「なんすか、それ」 鈴鹿が武山に聞く。 「来週の練習試合についての知らせだ。男子は団体戦と個人戦。女子は人数が足りなくて団体戦には出られないから個人戦のみだ」 「うぇー、マジかよー」とか言う鈴鹿に、追加して武山は言う。 「お前らにやる気が無いのは既に知っているが、1年の実力を見てみたいんでな。全員強制参加だ。怪我だけはしないようにしておけよ」 そういうと武山は部室を後にした。 「女子は団体戦無くて良いなー。俺も出なくて良くねぇか?」 そんな鈴鹿の言葉を聞いてか、梁川は「団体戦…」と呟くと女子更衣室に入っていった。
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