【2】

6/21
前へ
/28ページ
次へ
「そういえばな、梁川」 武山が改まって梁川に話しかける。 「お前のリクエストだが、隣の神葉(かんば)高校のBチームが3人しかいないようだから、そこに入ってくれ」 「はい!」 嬉しそうに返事をする梁川。 なんだ、梁川は団体戦に出たかったのか。 「勿論、氷室もな」 「はい」 氷室先輩の声は透き通るような声だった。 「次鋒と副将を空けてあるらしいから2人で相談して決めてくれ。以上だ」 さて、俺は次鋒か…。面倒臭い奴と当たらない事を祈るか。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加