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神桜が赤、滝川が白だ。
まず先鋒、長谷川。相手は森。
「ヤアァァァァ!」
あ、長谷川…スゲェ気合だ…。俺には真似できない。
長谷川は小手にいくように見せかけて面にいく。
「面!」
ガチャッ
しかし森に防がれる。
「あー、惜しいな。良い打ちしてる」
顧問の武山が誉めている。
そうか、アレは良い打ちなのか。メモメモ…と言ってみるだけ。俺は面打ち得意じゃないなぁ…。
森が小手を狙う。
「小手っ!」
ガチャッ
「面!」
長谷川が小手を弾いて面に乗る。
おぉ…長谷川の残心綺麗だわ。
「面あり!」
審判が赤旗を上げて長谷川の面打ちが決まった事を宣言する。
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