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「おぉ…長谷川スゲェー」 鈴鹿は長谷川に見入っていた。 「二本目!」 審判が二本目の開始を宣言する。 と、同時に長谷川が面に跳ぶ…ように見せかけて小手にいった。 「小手!」       パコーン 「小手あり!」 今のは早い…。防ぐ暇無かったよな。同情するよ、森。 「勝負あり!」 試合終了の号令。 「ありがとうございました」 長谷川    森    メ__    コ 二本勝ちか。素晴らしい。 じゃあ俺負けてもいいや。 こういう考えしかできなくて申し訳ない。 さて、適当に負けるか。 「お願いします」 「始め!」 試合開始。
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