一章 始まり

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「えい♪」 無邪気な言葉と共にきたのは背中から大きな衝撃 「ぐえっ!」 この姉、起きない弟に対して背中に乗りやがった! 「どう? 起きる気になった?」 こっちが苦しそうなのにあえて聞いてくる姉。 お、鬼め… 「わかった!起きるからどいてくれ!」 体重は軽いが、さすがに長く腹を圧迫されてはたまらないので、あえなく観念した俺 「えへへ~♪ よろしい。」 起きる事に満足したのか笑顔で降りる 「それじゃあ下で待ってるから。 もう朝ご飯できてるからね♪」 そして笑顔のまま部屋に出て行った 「…もうさすがに目が冴えたわ」 背中に乗っかるという強行手段をかけられたら、誰だって眠気が吹っ飛ぶはず。 「やれやれ、準備するか」 そうして俺は、制服に着替える準備をした
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