☆その後……。

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「彼女さん?」 「――ええぇーーっ!?」  あまりの大きな声に近くに悠生と桜は耳をふさぐ。  子供たちは何事かと奈々たちのほうを振り返る。 「奈々ちゃん。声が大きい」 「ごめんなさい」と奈々は謝り、とりあえず二人に視線を向ける。 「あ、あーくん先生に彼女がいても不思議じゃないのでは?」 「まあ、そうなんだけどね。あーくんにそれとなく聞いたことあるのよ。彼女はいるのかって。気になるし」  気になるってまさか。と思った奈々はドキドキしながら聞いた。 「悠生さん。もしかしてあーくん先生のことを?」 「えぇ」と悠生はあっさり頷いた。 「好きよ」  そして十分にためて言う。にんまりと唇を歪めて。 「…………からかうのが」  奈々は沈黙、桜ははあ~っとため息をする。 「奈々ちゃん、気になったりする?」 「……えと、同僚としては」  もごもごと呟くように言う奈々だ。  それを見た悠生は胸キュンして、奈々な聞いた。 「抱き着いていい?」 「なぜですか!?」  身の危険を感じた奈々は思わず下がる。
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