190040人が本棚に入れています
本棚に追加
/800ページ
重くドス黒いドアを押し開ける。
「いらっしゃいませ…そろそろ お起しになる頃だと思いました」
「そう…で…すか?」
「ここに来るお客様は必ず…もう一度来店なさる。何故だか分かりませんがね」
そう言うと店員は椅子を差し出した。
無言のまま椅子に座る。
そして…
「五年…買い取りお願いします」
「了解しました。では…こちらの誓約書にサインを」
サイン…
空腹のまま『どうでも いいや』そんな気持ちでサインした。
最初のコメントを投稿しよう!