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二人の主人公…扇小春(おおぎこはる)・四季真弓(しきまゆみ)
母{こはるー…起きなさい…時間よ}
こはる{…スヤスヤ}
母{…まったく…これがレディの寝相ですか!!}母が力任せに布団をベットから引きずり下ろす…
こはる{!!いったーい!なにするのさ!!}
母がこはるの顔を覗き込むように顔を近づけて…
母{もう…まゆみちゃん来てるわよ(怒)}笑い顔で、こはるに迫る…
こはる{…(汗)…ハハ(笑)…}
母{つべこべ言わず(怒)さっさと着替なさい!!}
婆{あらあら…}
爺{まゆみちゃん、ごめんね~毎朝迎えに来てもらってるのに}こはるの爺、まゆみに茶菓子をススメる…
まゆみ{あ…ありがとう~ございます~}
10分後…
こはる{…いやぁ…ごめんごめん!…(汗)}
まゆみ{じゃあ…行きましょうか~}
婆{まゆみちゃん、明日はまゆみちゃんの誕生日だよね…少し早いけどコレをもらってくれるかい?}婆がまゆみにペンダントを渡す…
まゆみ{わぁ(嬉)ありがとう~ございます~}
爺{喜んでくれれば何よりじゃよ}
こはる{あたしのはー?}こはる・まゆみの誕生日は同じであった…
爺{こはるは明日じゃよ}
こはる{ええー}
母{そんな事より…あんた達…学校間に合うのかい?}時計を見るこはる・まゆみ…
こはる{キャー遅刻するー}
まゆみ{…あらあら~行きませんと~}
二人とも急いで玄関へ…
こはる・まゆみ{行ってきまーす}
母{やれやれあの子は…}
婆{ホッホッホッ…お母さん…あんたも同じじゃよ}
母{お母さん!!そんな昔の話しはイイじゃありませんか(恥)ささ…仕事、仕事と…}
婆{ふふ(笑)}
爺{親子は似る物じゃよ。}
玄関を飛び出した二人は学校へ走り出していた…
こはる{ごめんね~…まゆみ…また私のせいで遅刻になりそうで…}
まゆみ{…私は…毎日が楽しいから…イイの…こはるちゃん、と一緒だから}
こはる{…へへ…ありがとう…サァ、もう少しで!到着だよ~}
まゆみ{うん!}
学校の正門が閉じ始めていたが…こはる・まゆみは正門をくぐり抜けて…
こはる{セーフ!!}
まゆみ{ハァ…ハァ…あ…先生…おはようございます~}
先生{まゆみさん、おはよう…そして~…こはる~!!(怒)!!}
こはる{ゲッ!!鬼瓦!!}
先生{誰が!鬼瓦じゃ!ちゃんと雷田先生と言わんか!!(怒)}
雷田正十郎(らいたせいじゅうろう)産まれも育ちも北海道の先生
こはる{ご!ごめんなさい~…}
雷田先生{まゆみさん…こんな奴と一緒だと成績に響きますよ、}
まゆみ{大丈夫です~だって、こはるちゃんは友達ですから~}
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