‡第一章‡

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暫くすると、車が停車した。 車が停車した場所… そこは、海が遠くに見え、綺麗な花の咲く庭に囲まれている別荘だった。 アリス「…綺麗。素敵な場所ですね!!刹梛さん!!」 ありすは感激のあまりはしゃいでいた。 刹梛は、そんなありすを穏やかな表情で見つめて、言った。 セツナ「クスクス。ありすさんって見かけによらず、楽しい所もあるんですね。」 ありすは、それに《ムッ》としたのか…むくれた様子で言葉を発した。 アリス「…刹梛さん。それ、褒めてます?」 セツナ「勿論。そのつもりです。クスクス。」 アリス「笑ってるじゃないですか!!からかわないでくださいよ!!」 刹梛が笑ってるのを見て、ありすは赤面する。 そんな2人のやり取りは、とても微笑ましく思える様子だ。
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