天然娘と腹黒少女

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    「ねぇ、優実ちゃん!」 「あら、どうしたの市原?」 俺の友人の市原優貴菜と吉月優実 見た目はどちらもものすごい美少女 ただし、性格に難有り 「神月が行方不明なの!」 「いつもの事じゃない」 「違うよ、今日は屋上にもいなかったんだから!」 「あら、珍しい」 「でしょでしょ!もう帰ったのかなぁ」 「恋人に拉致られたんじゃないの?」 「え、拉致るような人じゃなかったと思うけど!?」 「わからないわよ、神月だし」 優貴菜は天然、優実は腹黒 だからこそこの二人の相性は抜群だったりする 優実の腹黒に気付かない優貴菜だからな、うん 「神月の恋人ってどんな人ー?」 「美形、ものすごくカッコイイわよ」 「カッコイイの!?」 「もう神月がメロメロになっちゃうぐらいに」 「なるほど、だから優実ちゃんが大人しいんだね!」 ちなみに優実は時雨ラブ ラブといっても、本人曰く愛情じゃないらしい 何か、母性本能くすぐるとか言ってた 「ねねっ!神月の恋人さんってどこの学校?」 「何処の教師だったかしら……」 「教師が拉致るの!?」 「教師も拉致るのよ」 拉致からおかしいっつうの しかし俺がこの二人の会話に入ると必ず痛手を負うので見るだけ 「最近の世の中は何があるかわかんないね!」 「そうね、市原も気を付けなさい」 「はーい!」 「で、風は何でそんなところで黄昏てるのかしら?」 急に話を振ってきた優実 正直放って置いてほしかったんだけど 「黄昏てねーよ」 「どうせ好きな人の事でも考えてたのね」 「風ちゃん好きな人いるの!?え、誰誰!?」 「うがーっ!煩い構うなあっちいけー!」 そう言いながら逃げました ………俺の周りは怖いです    
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