幼なじみの裏を見た日

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「あれ、舜雷?」 裏庭でぼけーっとしようと思って歩いていると、目の前には幼なじみの一人がいた 水柄草埜、綺麗な顔立ちの為に男子に人気の男の子 現生徒会書記兼剣道部所属 「こんなところで何してるの?」 「それはこっちのせり………」 よくよく草埜の周りを見てみると、柄の悪いお兄さん達が倒れていました あぁ、うん、今日裏草埜さんなのですね…… 腹黒さんは普段が穏やかな笑顔なものだから、裏が怖い 「あ、この人たちはね、ちょっと人の貞操を奪おうとしてたから」 「いや、オレは何も見てないから、うん」 「現実は大事だよ、舜雷」 悟られた……!? てか、貞操とか普通に言っちゃってるし! いや、この子かわいいからね、うん、仕方ないけどね! 「で、舜雷は何やってるの?」 「あぁ……ちょっと寝ようと思って」 「あ、桂司もそんな事言ってたよ?」 桂司………俄桂司 幼なじみの一人で、かわいいもの大好きなやつ 普段はおちゃらけな性格なのに、元不良の為かキレると怖い 「えー……なら屋上行こうかなぁ」 「一緒に寝たら?」 「じょーだん、なんで昼寝するのに一緒に寝なきゃいけないんだよ」 日々の喧騒を忘れて一人でゆっくりしたいのに! 普段まったりのんびりする暇ないのに! 「ということで、オレの居場所は決して他言しないように」 「あぁ、紫苑とか桂司とか会長とかね」 「ですです。じゃあ、下のやつら程々になー!」 さて、ゆっくり眠るとしましょうか 今日はまったり出来る……! 人間、やっぱりゆっくり出来る時間は大事だよな、うん ……………眠って、数分で後輩に起こされたのはまた別のお話  
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