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時計を見たら
pm20:00
「ヤバい……ユリ!門限だ」
ユリは
当時20歳の俺より一つ歳上の21歳
勘のいい人ならもう
おわかりだろう。
20歳を過ぎても門限を定められる程、ユリは親に大事にされているのだ。
俺の家を飛び出し
ボコボコにヘコんだワゴン車に乗り込むと、ユリを家に送る為車を出した。
「……」
「……」
お互い沈黙が続く。
「なぁユリ?」
「……ん?」
「まだユリのお父さんに話さないでおこう?話を纏めてから打ち明けよう」
「わかった」
かなり弱腰な俺
妊娠検査結果にかなり精神的なダメージを食らったんだ。
同じ日に二度も苦痛を味わいたくない。
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