Gang=Starrs

14/19
前へ
/131ページ
次へ
小一時間。歩は喋らなかった。 歩が指を鳴らすと、他の奴らはその場を離れた。 もちろん、アキも。 奥のテーブルで、二人きりになった。 ようやく、歩は喋った。 「お前……京介か。櫻沢組から依頼が来たのは知っている。」 寒気がする。 バレていた。 このあと、俺はどうなるんだ。 「知ってたのか。」 「あぁ。アキは知らなかったようだが。俺は櫻沢組が動いているのは知っていた。試しに調べたら、まさかお前だったとは。」 「っで。どうするんだ?」 歩はフッと笑い、俺に逆依頼をした。 「頼みがあるんだが………」 _
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加