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「う、うるせぇ!!俺はお前なんかに…」
俺は5、6歩、後ろに飛び下がった。
「フハハハっ!!負け惜しみか?」
くっ……。
俺は今、丸腰だ。
周りを見渡すが、手頃な木が落ちていない。
「何を探しているんだぁ?
貴様の腰に武器があるじゃねぇか?
噂だが、クライスの死体は跡形無く、消えたらしいじゃねぇか?貴様も兄貴の様に死なせてやろうか?フハハハっ♪」
あぁ?
こいつ…。
冗談にしては、笑えねぇな。
俺は怒りと憎しみにより、気が付けば、鞘から剣を抜いていた。
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