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《ピロリン♪ピロリン♪》
「なんだ!!くそっ!!これからって時に!!」
レーダーか?
俺は額を抑えながら、体を起こし、自分のレーダーを確認した。
俺のレーダーには、通信が入っていなかった。
「おっ♪チャドに魔物の軍団か!!俺様の出番だな♪フハハハっ♪命拾いしたな?レイス!!!」
ヴォーカは俺にそう言い放ち、森を駆け抜けていった。
ヴォーカにやられっ放しだった…兄貴の事を言われたのに、俺は…俺は、一発も殴れなかった!!!
目から涙が溢れる。
……………。
「ちっくっしょ~!!」
俺は心の叫びを声にだし、思いっきり叫んだ!!
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