~疾風のネイル~

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「だねっ♪ーで、君は?君も最近入った子かな?」 そう言いながら、ネイルはシャロンに軽く会釈した。 そうか、ネイルはシャロンに会うのは初めてなんだよな。 「俺はシャロンってんだ♪ 俺の魔法で魔人はイチコロよ♪」 そう、シャロンはネイルに自慢気に自己紹介をした。 いや、お前は何ちゃって魔法使いだろ。 「へぇ~シャロン君、そんなに強いんだ♪ レイスちゃんも頑張れよっ♪」 「あ、うん」 「あ♪そうだ♪レイスちゃんにシャロン君の今のランクは? あっ♪ちょっとランク表見てくるねっ」 そう言い、ネイルはランク表を見に行った。 俺の横には青冷めるシャロンがただ、立ち尽くしていた。 シャロン?なんちゃって魔法使いって事、バレるな。
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