あたりまえの毎日

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君の一日は毎朝、目覚まし時計との格闘から始まるね。 けたたましくなり響くその音で僕も君も目を覚ます。 けれど君はいつも、時計と僕の顔を見合わせて、何を納得するのかまたベッドへと潜り込む。 一生懸命僕が君の名を呼んでも、君の体をゆすっても、君は口元に笑みを残したまま、起きようとはしないね。 8時間を少し過ぎた頃、僕はもう君の遅刻を確信して顔を洗いに部屋を後にする。 簡単に朝食を済ませて、一息ついてミルクを飲み始めた頃、リビングのドアが勢いよく開く。 毎日の事だから僕はその音に驚きもしない。 「一人でご飯食べてる!?何で起こしてくれなかったの?」 半泣きの君は時間がないにも関わらず僕に文句を言いに来てから顔を洗いに洗面所へ向かう。 そんな暇があるのならすぐに準備に取りかかればいいのに。
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