47人が本棚に入れています
本棚に追加
君のいなくなった後の、部屋は妙に広く、寂しく感じる。
こうして、君と時間を共にする様になって、もう長い時間が経つのに一人の時間には中々慣れない。
君の名前を呼んでみるけど、返事はない。
そんな当たり前の事が、そんな当たり前の事に切なさを知る。
今日はグラスが汗をかいている。
久しぶりの良い天気だ。
暑い暑い夏の日。
君と初めて逢ったのもこんな日だったね。
ただ、違うのはあの日は明るい日の下に大粒の涙を空が流していた。
けれど本当に泣きたかったのは空じゃなかったんだ。
最初のコメントを投稿しよう!