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「¨身体強化¨！」
ラグ「守れ¨アーマー¨」
僕が唯一使う事ができる魔法¨アーマー¨で防御力だけを上げたのに対して、相手はパワーもスピードも増加する¨身体強化¨
「おらぁ！」
ｷﾞﾝ
ラグ「くっ」
バカの素早く重い一撃を防ぐが体が少し後退してしまう
ただ頑丈になっているだけで筋力や反射神経等は常人の僕では身体強化された攻撃はそれだけで苦しい
「ははは、手も足も出ないかよ！そらそらそら！」
まともには目に映らないスピードで切り掛かってくるが
ｷﾝ
ｷｷﾝ
ﾋｭﾝ
ラグ「……」
「この、ちょこまかとー！」
ﾌﾞﾝ
先程から紅月で受け流したり、ぎりぎりで回避を続ける
この人も本当ならもっと強いのだろうけど、僕をナメてるらしく不慣れな接近戦を正面から考え無しにしてくるから太刀筋がわかりやすい
また直線的な感覚なので目で見えなくても避けやすい
よし、多少は慣れてきた
今！
ラグ「はっ！」
相手がショートソードを振り抜いた瞬間、鋭く横薙ぎを放つ
「おわっ！」
僕の予期せぬカウンターに相手は慌てて上体を捻りかわす
逃がさない！
ラグ「はぁぁー！」
返す太刀で下から切り上げ、続いて上段からの連撃を繰り出す
「こっこの、が！？」
身体強化してないきらパワーは無いが隙を見せず放った連撃は片手のショートソードでは防ぎきれなかったらしく、浅く相手の肩に一撃が決まった
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