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紅十字が決まり相手がうめき声を上げながら後退する
ったく、あの紅十字ってのはずすげえな
魔力で強化されて無いのにあの威力だもんな…
あいつもあんくらいの腕じゃあ、接近戦でラグには勝てねぇよ
カエム「なぁ、お前らもそう思うだろ?」
隣にいるクリスとエレンに話しがける
…
いない
あいつらいつの間に消えやがった
周りを捜すと少し離れた場所で女子生徒に二人して囲まれていた
カエム「ふんっ、薄情な奴らだ」
気を取り直して模擬戦に視線を戻す
さっきので頭にきたのかバカはめちゃめちゃに剣を振り回してラグに切り掛かっている
ラグは紙一重でそれらを避け続けているが顔に余裕は感じられない
身体強化をしていないラグにとっては直ぐ目の前を大型のハンマー並の威力の剣が高速で頬を掠めて行くのだ
始めから余裕なんて無いだろう…
カエム「ラグ…」
バニラ「……何で……」
っ!
びっくりした!いつの間に隣に…
えっと…あ~んと…
そうそう、バニラとか言う女子がいつの間にか隣に立っていた
なんだ
カエム「なっ何がだ?」
俺が聞き返すとバニラはその整った綺麗と言うか、どちらかと言えばかわいい顔で俺を見上げる
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