ルネス王国 アインルージュ

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我がルネス王国は第一次技術革命以前の国力はオークウェル帝国の三分の一以下であった 大陸の保々中央に位置する我が国は常に戦火にさらされてきたが、古来より高い技術力で乗り越えてきた その中で発明された魔導機関は画期的な技術であり、戦いを根本から変えてしまった 第一世代魔導機関〔以後、第一世代〕は簡易的な自動車や魔砲等だったが、武器は剣や槍に火薬、移動手段は馬が主流だった当事は驚異的な戦果を上げる そして貴族の腐敗によって弱体化した西部国家群は瞬く間に我が王国軍の前に敗れる さらに魔導機関兵器によって需要が増した魔鉱石確保のために多くの鉱山があると言われる南部に侵攻を開始した 南部侵攻に合わせて第二世代魔導機関〔第二世代〕の開発を間に合わす これにより改良型魔砲や魔法銃などの近代兵器が投入される 第二世代は第一世代より小型化に成功しており家庭にも使われ始める、電球やヒーター冷蔵庫などには、雷、火、氷等の魔鉱石を使った家庭製品が広まった このように優れた技術力を持ち、協力な兵器を擁する王国軍にエルフやドワーフ、獣人を中心とする南部の部族達はゲリラ的な攻撃と優れた魔法を使い抵抗するが圧倒的な戦力差に善戦むなしく敗北する  
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