ルネス王国 アインルージュ

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大陸東部諸国は東部最大の国「日ノ本」を中心とした〔赤槍連合軍〕を組織し抵抗していたが 我が王国軍が新たに開発に成功した第三世代魔導機関の圧倒的な破壊力を目の当たりにするとすぐさま王国軍の軍門に下り、同盟条約を結び事実上我が国の配下に治まる 第三世代魔導機関はそれまでの第二世代までの制御可能な魔力エネルギー限界値の十倍のエネルギーを制御可能にした物である これにより「戦車」や「軍艦」などの大型兵器の開発が進められ、最大の宿敵オークウェル帝国への攻撃のため軍備が増強された そして王国軍最強の兵器、超長距離広範囲殲滅兵器「天滅」が開発された 「天滅」は数百キロ離れた場所から発射し、街一つを丸ごと消し去ることが出来る魔法爆弾 だが急な技術改革は国にヒビをいれた いくつかの民族や部族が魔導機関兵器を大量に使用する王国に対して反発し、反乱が起きた 特に大陸最高峰の山「アンダーランス」のふもとに住む少数民族「山人」は優れた頭脳を持ち、古くから王国の繁栄に力を尽くしてきたが過ぎる力に異議を唱え、王国政府に反抗した 他にも南部のエルフやドワーフ等の亜人が反乱を起こした これに対して王国側は山人を国に害を成す愚かな一族として集落を攻撃しテロリストとして女、子供をふくめ全員逮捕した さらに過激派の兵士により収容所が放火され施設は全焼 生存者は無し  
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