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よほど効いたのかレッドベアーが頭を下げて呻く
ラグ「よし！」
シルフィーとの長年の付き合いによるコンビネーション攻撃
これでしばらく時間が稼げるはず
直ぐに後ろに一歩後退する
この調子なら大丈…
えっ
目の前に見えるのは赤き毛皮に覆われた中にある怒りに震える黒い瞳
その下に見える赤い炎
やばい！
来る
反射的に横に避けようとするが
駄目だ
直線上にシエル達がいる
シルフィー一人じゃあの炎は防げない
くそ
本能で横に跳ぼうとするのを理性で堪えてレッドベアーに向き合う
ラグ「ラン、リン、レン！¨三ツ葉の盾¨を！」
直ぐさまラン達三人が僕の前に三角形に列んで風の盾を作り出す
ほぼ同時にレッドベアーの口から炎を吐き出し
火炎と風がぶつかり合う
が…
しかし¨四つ葉の防壁¨でやっと防げた物を防御力で劣る¨三ツ葉の盾¨で防げるわけもなく
炎が風の盾を貫通した
僕は腕を交差させ¨アーマー¨の出力を最大にさせる
そこに炎が直撃した
ラグ「ぐぉぉぉぉ」
あっ熱い、痛い、苦しい…
でも
耐え切ってみせる！
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