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灼熱の炎が僕らを包みこもうとした
次の瞬間
?「いいね」
えっ
気付くと炎と僕の間にいつのまにか剣を持った男の人が
?「ハッ」
炎を切り裂いてしまった
二つに分かれた炎は勢いを失い霞みの如く消え去る
…
なっ何だこの人は!?
あの炎をただの一振りで掻き消すなんて
シエル「……は……は…はい~?」
先程の迫り来る炎と謎の乱入者ですでに限界だったシエルは気絶してしまった
?「ハッハッハ、よかったぞ少年!」
「…グ……」
レッドベアーもいきなりの乱入者に困惑してる…
その巨体に似合わない小首を傾げる動作が…かわいい
?「少し前から見させてもらっていたが
良い戦い方だ」
月を背にしていて顔が見えないけど割と若い男性の声が僕に呼びかける
?「何をしなければいけないか目的を明確に定め
自分と相手との実力差を考慮して作戦を立てて
仲間との連携で正確に実行する
戦略的にも戦術的にもよかったが…さっきの攻撃は迂闊だったな、焦ってしまったんだろうけど…
それも若さだな、まぁ俺も若いんだが、アッハッハッハ」
ラグ「………」
?「ん?どうした?」
しつこいかも知れないけど…
何だこの人!
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