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暗い夜道を貰った明かりのランプ揺らしながら二人で屋敷に向かい歩いていく
ラグ「失礼ですけど、叔父さんとはどういったご関係でしたか?」
変人「ああ、俺も直には会ったこと無いんだ」
?
ラグ「と言うと?」
変人「俺の死んだ親父が学者でさ、少年の叔父さんとどっかの会議で知り合って友人になったらしいんだが、死ぬ前にこのギニス伯爵はすばらしい人だ、って何回も聞かされたから一度会ってみたくてね…」
ラグ「そうですか…
ですが残念ながら叔父さんは三年前に他界しましたよ」
旅人「……マジでー!」
~ん!
かなり大きな声で叫ばれたから耳が痛い
シルフィー達も迷惑そうに睨んでるよ…
ちょっと止めて
変人「マジかよ…」
今度はかなり落ち込んだ声で聞いてくる
ラグ「マジです」
あ~、と言ってその場にしゃがみ込んで頭を抱えてしまう変人さん
変人「マジかよ、八年も旅してたから全然知らなかった…
これからどうしようかな~」
片手で頭を抱えとても悩んでるようだ
ラグ「あの~
とりあえず予定通り僕の屋敷に行きませんか?
そこで今後の事を考えたらどうでしょう?」
変人「…そうだな、うん!そうしよう!
よし、さあ早く行くぞ少年!」
変人さんはランプを僕の手から奪って先に行ってしまった
ハァ
疲れる
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