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客用の部屋まではお互いさっきの事もあり無言で進んでいく
もったいない…
この少年は貴重な才能の持ち主だ
魔法が使えないのは…
さっき調べたらやはり¨制御装置¨が無かった
俺は前を歩いている少年を見ながら迷っていた
世界に干渉しない
それが償いであり罰
だが惜しい
限りなく希少で、そしてすばらしい力がこの少年には備わっている
先天的な才能も後天的な環境も申し分ない
気が付けばいつのまにか強く拳を握り血がにじんでいた
見てみたい
この少年なら先程からの性格からも力を悪用しないだろう…
干渉はしたく無い
しかし見たい!
この若さで資格があるのなら
人が使える最高の魔法
いつか俺の障害になろうとも
強くしたいこの少年を
そして見たい
ラグ「着きましたよ」
いつのまにか一つのドアの前で少年が止まっていた
極めれば神の力にも並ぶ
人が¨精霊魔法¨を使うところを…
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