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ラグ「明日は学校があるので一緒に朝食は食べれませんが、下に用意しとくので起きたら食べて下さい。トイレは廊下を出て左側で、洗面所は階段の下です
分からない事があったら二階に居るので遠慮無く聞いて下さい
それではお休みなさい」
客間で寝ているであろうシルフィー達の所に戻ろうとするが
ライム「少年は寝ないのか?」
ラグ「今から少し魔法の練習をするので…」
ライム「無駄だ」
はっ
ライム「少年は魔法を使う事は出来ない
どれほど訓練してもね…」
何を言っているんだ?
ラグ「いったい何を…
僕もこの右目が無くなるまでは魔法が使えたんです
あまり上手くは無かったですが…
医者も心理的な問題だと言ったと伝えたはずですが
だから、だからそのトラウマを乗り越えれば…」
ライム「無理だ」
バッ
体を振り向かせて正面から見据える
さっきから勝手に無理だ無理だと言うこの人に徐々に怒りが募ってきた
ラグ「僕ではトラウマなんて克服出来ない
だから魔法が使えない
そう言う意味ですか?」
少し皮肉を含めて尋ねる
ライム「違う、そんな物関係無く少年は魔法は使えない
一生な」
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