´日常´の終わりと始まり

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首都セルシアの西に位置する ¨特別自由自治領¨アインリュージュ 僕が当主をしているグリーク家が領主をしている場所 ¨特別自由自治領¨とは、かつて僕の叔父さんのギニス=グリークが王政府への様々な権利や特権、多額の資金を譲り渡し、事実上政治の表舞台から退く事で手に入れた権利 (実際は、裏技を使いまだある程度の力はある) 政府や上流貴族達としては力がある目の上のタンコブが居なくなったと何も知らず喜んだらしい ¨特別自由自治領¨とは簡単に言うと、その領内なら国に反逆しなければ制度や決まりを自由に決めていい、というもの 通常この権利を有するのは四大貴族だけだが、叔父さんは裏のツテを全て使い、今は亡き前国王の許可書を手に入れそれを国に認めさせた これによって、たとえ国王でも簡単に口だしが出来なくしたという訳 さらに ついでに¨特別減税権¨も手に入れたので国に納める税金も最低限に抑えられる この二つの権利を手に入れて五年前に完成させたのが 獣人も竜人もエルフでも 国内で唯一どんな種族でも無条件で住めむことができる町 ここ自由混合町「ミクス」です   
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