´日常´の終わりと始まり

8/42

11960人が本棚に入れています
本棚に追加
/428ページ
「おはよう、領主さん」 「ラグさんおはようございます」 「ラグのお兄ちゃん おはよ~う… フワァ、眠い…」 ラグ「はは、おはよう」 町ではまだ朝早いが数人の人達に会う ここではみんな僕を慕ってくれている うれしいことだ… 走り続けると僕の屋敷程ではないが少し大きな家が見えてきた その玄関前に数人の男性達が話し合っている ラグ「おはようございます、皆さん」 挨拶をするとみんな気付いて振り返る グリル「おお!坊主、昨日はシエルを助けてくれてありがとな!坊主のおかげでシエルは怪我も無い!」 ラグ「うわぁ、そっそれはよかったです…」 グリルさんがいきなり抱き着いて肩を組んでくる グリル「そうそう、あの二人はいつものように飯を作りに行ったからな、よろしくたのむぞ!ガハハハ」 ラグ「はい、わかりましたよ」 いつも通り グリル「あとよ、ついでにシエルを嫁に貰ってくれるか!」 … ラグ「はっ!?」 なっ何を グリル「冗談だよ!ガハハハ」 もう、この人は でもグリルさんはこういう性格でも強くて頼もしい いつもは農家として仕事をしているけど、一緒に第二自警団の団長もやってもらっている  
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11960人が本棚に入れています
本棚に追加