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シエル「あっ…そっそうですよね、私何やってたんだろう…
すみませんでした」
ぺこりと頭を下げるシエル
ほっ
やっと落ち着い
シエル「先にシャワー浴びて来ないとだめですよね」
てない!
ヤバイ、何かいろいろヤバイよ
ラグ「ちょっ、シエル」
ミエル「お姉ちゃん、ミーお腹空いた」
……
シエル「あっ………じゃっ、じゃあ直ぐに準備しちゃうからね」
シエルが僕の腕の中にいたミーちゃんの言葉で正気に戻ってくてたようだ
よかった
いろんな意味で…
≪…このように首都セルシアでは近年微熱が長期間続く風邪が流行っており…≫
それからしばらくしてテーブルの上にはシエルが作ってくれた朝食が並べられ、我が家で唯一存在するテレビを観ながら朝食を食べ始める
スクランブルエッグにサラダ、トーストに野菜スープ
ラグ「うん、おいしい」
野菜スープを飲んで思わず顔がほころぶ
ラグ「悪いねシエル、毎日わざわざご飯作ってもらって」
シエル「いえいえ、私が好きでやっている事なので気になさらないで下さい
(朝一でラグさんの笑顔が見れるんだもん~辞められないよ~)」
ミエル「お姉ちゃん、おいしい!」
ミーちゃんがスープをこぼしながら満面の笑顔を振り撒く
しょうがないから僕はハンカチでミーちゃんの口の周りやテーブルを拭いた
その様子をシエルがほほえましく眺めている
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