´日常´の終わりと始まり

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その後朝食を終えて部屋で制服に着替えて身支度を整えて 鞄を持って腰に「紅月」をさして玄関に向かう ミエル「お兄ちゃんいってらっしゃい!」 シエル「ラグさん、いってらっしゃいませ いつも通りお掃除しておきますね」 シエルとミーちゃんが玄関で見送りをしてくれるために待ってくれていた ラグ「ありが…あっ、シエル よかったらライムさんのために簡単な料理作って置いてくれないかな?頼むよ」 シエル「ライムさん?ですか…」 はて?と首を傾げる ラグ「昨日僕達を助けてくれた人だよ 客室で寝ているはずだから起きた時のためにね」 シエル「そう言う事ならわかりました お任せ下さい!」 ラグ「ありがとう、じゃあ行ってきます」 二人に手を振りながら屋敷を出ると直ぐにシルフィーが飛んできた 続いて、ラン、リン、レンが僕の周りを飛び回る ラグ「じゃあ行こうか」 ランは頭に乗って寝転んで、リンは鞄の隙間でお眠り レンは僕の肩に腰掛けていて、シルフィーは横を並んで飛んでいく しばらく歩いて行くと柵が見えてきて小さな小屋の前を通り過ぎようとする そこで慌ててシルフィー達が姿を消した 小屋には鎧を身に着けた兵士風な男が三人いる 第1自警団の人達だ ラグ「おはよう、今日もお疲れ様」 三人共僕に気付くと慌てて頭を下げた 「ラグ様!おはようございます!」 「本日もお勉学にお励み下さい」 「いってらっしゃいませ!」 関所にいた自警団の三人に手を挙げてそのまま進む いつも通り  
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